リフォームの進め方STEP1
リフォーム診断チャート&住まいの健康診断

リフォーム診断チャート

ここでは、「あなた向けのリフォーム」を3つのタイプに分類しました。それぞれのリフォームは、以下のように定義しています。

改修リフォーム 仕上げの更新や修繕、設備の更新などを行います。
性能向上リフォーム 修繕やデザイン・間取りの変更などとあわせて、住宅の耐震性や省エネルギー性能またはバリアフリー性能など住まいの基本的な性能を向上させていきます。
住空間改善リフォーム 仕上げの更新や修繕、設備の更新などに加え、デザインや間取りの変更などを行います。

(*この定義は、本稿における説明用の仮の分類です。一般的名称ではありません。)

住まいの健康診断

住まいの健康診断

屋根・外壁の補修など住まいのメンテナンスとしてのリフォームを定期的に行うことが、 大切な住まいの寿命を延ばしてくれます。でも「どの部分がどれくらい痛んでいるか?」 「どの部分の修理が必要か?」はなかなかわかりにくいもの・・・。

こんなとき建築のプロに住まいの健康診断をやってもらえればとても便利ですが、 これに役立つ制度が「既存住宅の住宅性能表示制度」です。  平成12年に施行された「品確法」(正しくは「住宅の品質確保の促進等に関する法律」) に基づく制度で、従来は新築住宅のみが対象とされていましたが、 平成14年8月に制度が拡充され既存住宅についても対象とされました。

この制度は、住まいの劣化状況などを現場で検査し、 共通のルールに基づいて住まいの現状を評価します。 その評価結果は「住宅性能評価書」として発行されます。検査・評価は「評価員」というプロの建築士が行います。 もちろんリフォーム工事の当事者ではなく検査・評価だけを行う第三者なので客観的な評価が得られるとともに、 プロの資格者が行う検査・評価なのでとても安心です。

リフォームの前にこの制度を活用すれば、住まいの痛み具合や修理の必要な場所が正確に把握できるので、 安心して適切なリフォームが行えます。

ご自分の健康診断を定期的に行うように、この制度を活用して住まいにも健康診断を行ってみてはいかがでしょうか。

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