将来のことを考えて  (テーマ別リフォーム事例)

耐震補強から〈掘りごたつ〉のあるリビングを

第19回 居室部門 部門優秀賞 2002年

大阪府大阪市生野区
構造在来木造
築後年数60年
総工事費330万円  (該当部分工事費 180万円)
総工事床面積50m²  (該当工事面積 25m²)
竣工平成14年6月
期間設計期間:30日間    施工期間:21日間
居住者構成 大人: 1人
リフォームの動機
  • 築後、60年程経つ木造2階建ての家屋。
  • 家全体が傾いている。
  • 耐震補強工事の途中からこの工事をきっかけにして、リフォームを行うことになる。
設計・施工の工夫
  • 住み手が高齢者一人という事から、生活の中心の場を玄関の間近に設定。
  • 補強に必要な新設の柱を中心にして<堀ごたつ>のあるリビングを提案する。
  • 昔からのコミュニティーが残っている街で、井戸端会議のできるスペースになる事を期待して。
  • 全体を明るめの和紙クロス重ね貼とし、和のイメージを演出、出隅養生の紙をアクセントにする。
  • 古い梁も一部露出させ、以前のイメージを残している。
  • 高齢者一人住まいなので、玄関は木製の<握棒>を、階段には手と腕がささえられるような木製の<手摺>を新しく設置した。

設計者:(株)幸田庄二建築事務所
施工者:(株)NITTOH

リフォーム前:平面図 リフォーム後:平面図
ページの先頭へ