将来のことを考えて (テーマ別リフォーム事例)
バリアフルでも住み慣れた住まいで


構造 | 鉄筋コンクリート造 |
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築後年数 | 21年 |
総工事費 | 1,600万円 |
総工事床面積 | 106.6m² (該当工事面積 26.9m²) |
竣工 | 平成12年8月 |
期間 | 設計期間:150日間 施工期間:70日間 |
居住者構成 | 大人: 2人 子供: 3人 ペット: 犬1匹 |


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スキップフロアータイプの連棟式公団分譲住宅で、当初は一戸建てに買い替えようとしていたが、子供たちの成長を共に過ごしてきた隣近所との人間関係や戸建てのような住環境は何にも替えがたいとリフォームを決意されたようです。
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傾斜地にたつ壁式鉄筋コンクリート住宅の床下は、幸いにもスラブ打ちではなかったので床下を掘り下げることや床暖房を入れることが可能でした。
この和室は、現在は夫婦の寝室兼荷物置き場になっておりましたが、躯体の片流れを利用し勾配天井を張り広い空間とし、柱建てのロフトを一部造り、ロフトにはハシゴで登るとL字に本箱、その他収納スペースに部屋の襖4枚には書籍やビデオなどぎっしり入り、リフォーム後の和室は寝室に着替え場にそして読書やテレビ鑑賞の場と実に多目的に使えています。
来客用にも使え、本来の多様性にロフトや壁面収納を加え御主人の仕事柄書籍や書き物をするために出窓部分に書斎机を作り付け、足元にも畳にも床暖房を入れました。

設計者:企業組合花設計工房
施工者:(有)藺藤工務店

