介護・介助する側の気持ち  (テーマ別リフォーム事例)

バリアフリーで祖母が家族の団欒に戻った!

第19回 高齢者・身障者部門 部門優秀賞 2002年

埼玉県鴻巣市
構造在来木造
築後年数22年
総工事費1,900万円  (該当部分工事費 637万円)
総工事床面積113.600m²  (該当工事面積 30.3m²)
竣工平成13年11月
期間設計期間:90日間    施工期間:60日間
居住者構成 15歳以上: 3人     高齢者: 1人
リフォームの動機
  • 祖母が骨粗鬆症で歩行困難となり、居室である和室から一人で出ることが出来ず、食事も別にとるようになった。入院中に更に骨折して車椅子での移動となった為、退院までにバリアフリーにリフォームしたい。
  • 妻が介護のため早期退職したので、明るく居心地の良い空間で過ごせるようにしたい。団らんに参加出来る対面式キッチンにしたい。
  • 結婚した子供や親戚が家族で泊まれるよう、和室を客間として使えるようにしたい。介護の為だけでなく、今のライフスタイルや設備に対応した快適な住まいにしたい。
設計・施工の工夫
  • 居間と食堂を一体化して広いLDKとし、隣接して祖母の居室(洋室)を設けた。LDK、祖母室、水廻り、トイレなどは床レベルを揃え、車椅子で自由に動き回ることが出来るようにした。これにより祖母が再び家族と一緒に食事出来るようになった。
  • 対面式キッチンとし、奥に主婦コーナーを増築して家事だけでなくインターネットも出来るようにした。
  • キッチンの裏側はたんなる腰壁ではなく、造作家具で収納スペースを確保。片付けやすく、車椅子で動きやすい空間に。
  • 設備全般を見直し、床暖房など快適な設備を取り入れた。

設計者:三井のリフォーム  (三井デザインテック(株))
施工者:三井のリフォーム  (三井デザインテック(株))

リフォーム前:平面図 リフォーム後:平面図
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