趣味や嗜好を中心に考えて (テーマ別リフォーム事例)
奥行きを生む収納体


一見改装自由度の低そうな公団住宅にも、まだこのような生き生き としたリフォームが可能であることを示したこの作品の意義は大きい。 ひとり暮らしという条件下ではあるが、家族向けの住戸や戸建て住戸 にも応用できそうである。現場監理も献身的におこなった若い設計 者とそれに応えた施工者、若い施主との共同作業によって、ひとつの 「プロトタイプ」を抽出した点は、奨励に値するものと評価した。
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
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築後年数 | 25年 |
該当部分工事費 | 300万円 |
該当工事面積 | 65.70m² |
居住者構成 | 15歳以上: 1人 |



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新たに築25年になる中古マンションを購入
- 一人で住む為、ワンルームとして使いたい。
- 仕事場として使えるよう生活感を感じさせない空間
- ・プロジェクターで壁一面に投影、収納を多めに

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住戸内部がRCの壁構造だったため、元の部屋の仕切り壁がそのまま残ってしまい、物理的にワンルームとすることが出来ない所から始まった。
敢えて真ん中に収納をボリュームとして持ってくることで収納の周りのスペースに一繋がりの空間を生み出している。
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友人達を呼んで、映画上映パーティを開いたり、仕事上の勉強会を開かれたりと、空間を楽しまれているようです。

設計者:SWITCH 一級建築士事務所 (担当 田中淑恵・内藤玲子)
施工者:(有)大路工務店 (担当 大路 泰司)

