資源を生かした住まい (テーマ別リフォーム事例)
紫竹の家


この作品は、美しく機能的にまとめられているだけではない。若い家族 が、これからも伸びやかに生活し続けられる大らかな空間を、リフォーム によって生み出している。設計期間14日は、この内容の設計としてはか なり短いが、住宅ローンを組む上での期間的制約と二重の家賃負担の 回避という、止むを得ない理由による。しかし、時間と費用の制約がシン プルな美しさを生んだ一因であったかもしれない。
構造 | 在来木造 |
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築後年数 | 30年 |
総工事費 | 1,300万円 (該当部分工事費 1,300万円) |
総工事床面積 | 143m² (該当工事面積 143m²) |
居住者構成 | 15歳以上65歳未満: 2人
15歳未満: 2人 |


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- 築30年の中古住宅を購入、新たな家族の為の新居として甦らせる。
- 既存の古いイメージを一新し、リゾートホテルのような癒される空間にしたい。

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- コストを抑える為、既存水回りの位置は変えずにプランを考えた。
- 密着した近隣環境の中でプライバシーを守りながら、明るくかつ開放的な生活が送れる様、中庭、テラスには横の目隠しルーバーを、道路面は既存の斜め壁を利用した縦の目隠しルーバーを設けた。またルーバーには既存外壁を隠す化粧としての機能も持たせた。
- リビングは既存の高い天井高をより効果的に演出する為、照明は上向きの間接照明とし、目にもやさしい照明とした。
- 2階はサッシを開放すると全長16.3mの一つの空間となり、仕切りのない空間ができ、家族の気配を感じられる間取りとした。
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とても明るく開放的で見た目以上に広く感じられる。築30年とはとても思えない、お洒落な新居に大変満足しています。


設計者:岸研一建築設計事務所 一級建築士事務所 (担当 岸 研一)
施工者:(株)ヤマタケビルド (担当 竹中 康男)

