子供の成長に合わせて (テーマ別リフォーム事例)
斜めに増築・広がる視界


インテリアのリフォームにおいて、特に目立った特徴はないが、そ れぞれの空間に充分な造り付け収納を確保しているので、全体がすっ きり見える。リビングダイニングと和室の境界壁を移動させた結果、 和室は畳部分が6畳大から4.5畳大になったが、収納スペースの上下 に隙間を空けているので、狭さを感じさせない。細かいところまで施 主の意を汲んだ丁寧な計画で、住宅リフォーム推進協議会会長賞にふ さわしい作品と評価できる。
構造 | ツーバイフォー |
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築後年数 | 20年 |
該当部分工事費 | 670万円 |
該当工事面積 | 46.12m² |
居住者構成 | 15歳以上: 4人 |


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- 新築から20年、一度も住まいに手を入れたことがなかったので、狭く感じていたLDを拡げるリフォームをしたい。
- キッチンは独立型からカウンターキッチンにしたい。
- リビング横の和室をモダンな空間にしたい。


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- LDKを広くするため増築を希望されたが、予算面から、コストを抑えられるよう大掛かりにならない増築を検討。リビング・ダイニングをそれぞれ斜めに増築することで、リビングの入り口から入ったときに感じる奥行きや広がり感を演出した。その結果、増築面積に比べてかなり広く感じる空間となった。
- 2×4構造のため壁の撤去ができず、奥様ご希望のカウンターキッチンはできなかったが、できるだけカウンターキッチン風に使えるよう、LDと一体空間に見えるキッチンを工夫した。斜めの増築に合わせて、ダイニングテーブルを斜めの形で特注し、キッチンとつなげて一体感を出した。
- 和室は、畳を縁なしの半畳畳とし、吊り押入れと床の間を設けて照明を組み込み、モダンな雰囲気を演出した。

設計者:(株)東急アメニックス (担当 豊田国男・浜松広子)
施工者:(株)東急アメニックス (担当 豊田国男・浜松広子)

